税・口座応用 ・ 約2分タックスプランニング制度確認: 2026年8月
特定口座の税金は「売った利益」にかかる
値上がりの含み益は、売却して実現するまで譲渡益課税されません(配当・分配金は別途課税)。損益通算・3年繰越と名義別の扱いまで解説します。
執筆視点: ファイナンシャルプランナー / 新人研究員ロイがきいて、先輩ポコがこたえる対話形式です
ロイ(新人研究員)
先輩、特定口座の残高が増えてるんですけど、これって毎年20%税金で引かれてるんですか?
ポコ(先輩研究員)
引かれてないよ。値上がり分を持っているだけ(含み益)なら税金はゼロ。譲渡益への課税は売った年に、売った分の利益(実現益)に対してだけ。税率は20.315%だ(なお配当・分配金は売らなくても受け取った時点で課税される)。だから同じ運用成績でも、売るタイミングで税の発生時期が変わる — 長く持つほど譲渡益への課税を後ろに送れる、というのが特定口座の基本構造なんだ。
ロイ(新人研究員)
「売った分の利益」って、どう計算するんですか?
ポコ(先輩研究員)
実際の税務では、原則として銘柄ごとに総平均法に準ずる方法で平均取得価額を計算する。一方おかねラボでは、入力された特定口座全体を一つのポートフォリオとして扱い、取得価額を残高に比例配分する近似だ。たとえば取得500万円・時価800万円なら、100万円分を売ると取得分は 100×(500/800)=62.5万円、利益は37.5万円で、ここに20.315%かかる — 売却額の全額に課税されるわけじゃない、という構造は実際の税務と同じだよ。
📊 ここには図解が入ります。アプリ内ではあなたの数値で描かれます(無料・登録不要) → おかねラボを開く
損が出た年は取り返せる
ロイ(新人研究員)
逆に、損して売った場合はどうなるんですか?
ポコ(先輩研究員)
同じ年の利益と相殺(損益通算)できて、引き切れない損は翌年以降3年間繰り越して将来の利益から引ける(繰越には確定申告が必要)。ただし大事な注意がひとつ — 夫婦でも、別人の口座同士では相殺できない。夫の利益と妻の損失は通算不可。おかねラボのエンジンも実現益・損失の繰越を名義ごとに分けて計算しているよ。
ポコ(先輩研究員)
だからNISAとの使い分けはこう覚えて — 利益が出るなら非課税のNISAが先、損が出たとき戻せるのは特定口座だけ(NISAの損は損益通算できない)。売る順番を考えるときは、税率だけじゃなくこの構造も一緒に見てね。
出典(一次資料)
つづけて読む
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨・勧誘や保険募集ではありません。金融商品取引法に基づく投資助言業の助言を提供するものではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。制度の内容は執筆時点のものであり、将来変わる可能性があります。個別の税務・社会保険の取り扱いは各制度の窓口や専門家にご確認ください。 プライバシーポリシー ・ 特定商取引法に基づく表記 ・ 利用規約