家計・守り応用 ・ 約2分不動産
住宅ローンの繰上げ返済と積立、どっちを先にする?
「借金は早く返すべき」は常に正しいとは限りません。住宅ローン控除と手元資金の視点を加えて整理します。
執筆視点: ファイナンシャルプランナー / 新人研究員ロイがきいて、先輩ポコがこたえる対話形式です
ロイ(新人研究員)
先輩、ローンって借金ですよね? 余裕があるなら、少しでも早く返した方がいいんじゃないですか?
ポコ(先輩研究員)
気持ちはよく分かる。でも住宅ローンには「住宅ローン控除」という特殊事情があるんだ。一般的なケースで、年末のローン残高の0.7%が最長13年(新築などの場合。中古住宅は10年)、所得税(と一部住民税)から戻ってくる。繰上げ返済をすると残高が減るから、この戻りも一緒に減っちゃうんだ。
ロイ(新人研究員)
じゃあ、どう考えればいいんですか?
ポコ(先輩研究員)
見るポイントは3つ。①ローン金利と控除0.7%の比較 — 金利が低いうちは、急いで返すメリットが薄いことがある。②控除期間が終わったか — 終わった後の繰上げは、利息を確実に減らす効果がそのまま効く。③そして一番大事なのが、手元の現金を薄くしすぎないこと。生活防衛資金を崩してまで返すと、いざという時に高い金利で借り直す羽目になりかねない。
ロイ(新人研究員)
投資に回した方が増える、って話も聞くけど、ほんとですか?
ポコ(先輩研究員)
「ローン金利より高いリターンで運用できれば得」という理屈は算数としては正しいけど、運用リターンは保証がない一方、繰上げで減る利息は確実、という非対称があるんだ。だからどちらが正解かは人による。確実さを取るか、期待値を取るか、心の安心を取るか — これは価値観の問題でもあるよ。
ポコ(先輩研究員)
おかねラボでは住宅ローンの金利・年数・借入額を入力タブで変えて、完済年齢や資産の推移を見比べられる。金利が変わったらどうなるかも、もしもタブで試してみて。
出典(一次資料)
つづけて読む
本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資助言・保険募集ではありません。制度の内容は執筆時点のものであり、将来変わる可能性があります。個別の税務・社会保険の取り扱いは各制度の窓口や専門家にご確認ください。 プライバシーポリシー ・ 特定商取引法に基づく表記 ・ 利用規約