考え方基礎 ・ 約2分モデルと前提制度確認: 2026年8月
このシミュレーションに入っているもの・いないもの
何を計算し、何を仮定で置いているのかの一覧。道具の限界を知ることが、結果を正しく使う第一歩です。
執筆視点: データサイエンティスト / 新人研究員ロイがきいて、先輩ポコがこたえる対話形式です
ロイ(新人研究員)
先輩、おかねラボの結果って、どこまで信じていいんですか? 全部計算してくれてるんですよね?
ポコ(先輩研究員)
いい質問だ。まず入っているもの — 所得税・住民税・社会保険料(賞与分離込み)、公的年金(在職老齢・繰上げ繰下げ・マクロ経済スライド近似)、NISA/iDeCoの非課税と生涯枠、特定口座の売却時課税と名義別の損益通算、教育費統計、住宅ローンの償還表と控除、遺族・障害年金、高額療養費、相続税の概算。ここは年度別の制度モジュールで毎年の改正を追いかけている。
ロイ(新人研究員)
逆に、入っていないものは?
ポコ(先輩研究員)
大事なのはこっちだね。①住宅ローン金利は全期間固定の近似(変動の将来金利は誰にも分からないから、+1%シナリオで耐性を見る設計)。②確率で振っているのは運用リターンだけで、収入・支出・寿命・インフレは入力値のまま。③投資口座は同じ市場ショックで動く(全部株式インデックス想定・相関1)。④現在の保有残高は、内訳で分けない限り本人名義・時価=取得価額とみなす。⑤医療・介護の個別の重い出費、転職や離婚のようなライフイベントは自動では起きない — もしもタブで自分で試す設計だ。
限界を知って使う
ロイ(新人研究員)
そう聞くと、結果をどう受け止めればいいのか…
ポコ(先輩研究員)
こう考えて。この道具の答えは「予言」ではなく「いまの前提を固定したときの帰結」。主要な前提は画面とこの記事で開示していて、入力項目はぜんぶ上書きできる。一方、制度計算に組み込まれた固定の近似(賞与を年2回同額とみなす、介護保険料の全国平均基準額など)は個別には変更できない — その代わりここで開示している。だから使い方は、①まず現状の前提で見る → ②怪しい前提をもしもで揺らす → ③月1回、実績で答え合わせ(定期検診)。モデルの限界を知っている人がいちばん上手に使える — この記事をブックマークしておいてね。
出典(一次資料)
- おかねラボ 開発ドキュメント(制度データの一次資料台帳)
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