家計・守り応用 ・ 約2分リスク管理制度確認: 2026年8月
遺族年金のしくみ — いくら・いつまで・誰がもらえる?
遺族基礎・遺族厚生・中高齢寡婦加算の3階建てを2026年度の額で整理。850万円の壁と2028年改正も。
執筆視点: ファイナンシャルプランナー / 新人研究員ロイがきいて、先輩ポコがこたえる対話形式です
ロイ(新人研究員)
先輩、この前の保険の話に出てきた「遺族年金」、気になって自分で調べようとしたら種類が多すぎて挫折しました…。そもそも何種類あるんですか?
ポコ(先輩研究員)
大きく2つ+加算が1つ。①「遺族基礎年金」は18歳年度末までの子がいる家庭向けで、2026年度は年847,300円+子の加算(1・2人目各243,800円、3人目から81,300円)。②「遺族厚生年金」は会社員・公務員だった人の厚生年金(報酬比例部分)の4分の3。③さらに、子が18歳年度末を過ぎた(または子のいない)40〜64歳の妻には「中高齢寡婦加算」(年635,500円)が上乗せされる。
ロイ(新人研究員)
いつまでもらえるんですか?
ポコ(先輩研究員)
ここが大事なところで、種類ごとに終わりが違うんだ。遺族基礎は末子が18歳年度末になるまで。中高齢寡婦加算は65歳まで。遺族厚生は長く続くことが多いけど例外があって、子のない30歳未満の妻は5年間の有期(遺族基礎を失った時点で30歳未満の場合も同様)、夫が受け取る場合は死亡時55歳以上が要件で原則60歳から。65歳からは自分の老齢厚生年金が優先されて差額だけになる。つまり遺族年金は階段状に減っていく — これを知らずに一定額と思って備えると読み違えるよ。
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見落としやすい2つのルール
ロイ(新人研究員)
もらえない場合ってあるんですか?
ポコ(先輩研究員)
代表的なのが「生計維持要件」。原則、遺された側の前年収入が850万円未満(または所得655万5千円未満)であることが受給の条件で、これを超えていると遺族年金は受け取れない(おおむね5年以内に収入が下がる見込みなら例外あり)。共働きで両方とも高収入の家庭は、遺族年金をあてにできない前提で備える必要があるんだ。おかねラボの「万一のとき」シナリオはこの判定も自動でやるよ。
ロイ(新人研究員)
制度が変わるって聞いたけど、ほんとですか?
ポコ(先輩研究員)
2028年4月から、18歳年度末までの子がいない60歳未満の配偶者への遺族厚生年金は、男女とも原則5年の有期給付になる(その間は「有期給付加算」で約1.3倍に増額。厚生年金の記録を分け合う「死亡分割」も新設)。ただし一気に変わるわけじゃない — 女性側は約20年かけて段階的に移行するし、いま受給中の人・60歳以降・子育て中の給付は基本的に現行どおり。収入や障害の状況など一定の条件を満たす人は5年経過後も継続給付がある。影響があるのは主に若い子なし世帯だから、自分がどちら側かは確認しておこう。
出典(一次資料)
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨・勧誘や保険募集ではありません。金融商品取引法に基づく投資助言業の助言を提供するものではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。制度の内容は執筆時点のものであり、将来変わる可能性があります。個別の税務・社会保険の取り扱いは各制度の窓口や専門家にご確認ください。 プライバシーポリシー ・ 特定商取引法に基づく表記 ・ 利用規約