家計・守り応用 ・ 約2分リスク管理
遺族年金のしくみ — いくら・いつまで・誰がもらえる?
遺族基礎・遺族厚生・中高齢寡婦加算の3階建てを2026年度の額で整理。850万円の壁と2028年改正も。
執筆視点: ファイナンシャルプランナー / 新人研究員ロイがきいて、先輩ポコがこたえる対話形式です
ロイ(新人研究員)
先輩、遺族年金って、そもそも何種類あるんですか?
ポコ(先輩研究員)
大きく2つ+加算が1つ。①「遺族基礎年金」は18歳年度末までの子がいる家庭向けで、2026年度は年847,300円+子の加算(1・2人目各243,800円、3人目から81,300円)。②「遺族厚生年金」は会社員・公務員だった人の厚生年金(報酬比例部分)の4分の3。③さらに、子が18歳年度末を過ぎた(または子のいない)40〜64歳の妻には「中高齢寡婦加算」(年635,500円)が上乗せされる。
ロイ(新人研究員)
いつまでもらえるんですか?
ポコ(先輩研究員)
ここが大事なところで、種類ごとに終わりが違うんだ。遺族基礎は末子が18歳年度末になるまで。中高齢寡婦加算は65歳まで。遺族厚生は原則ずっとだけど、65歳からは自分の老齢厚生年金が優先されて差額だけになる。つまり遺族年金は階段状に減っていく — これを知らずに一定額と思って備えると読み違えるよ。
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見落としやすい2つのルール
ロイ(新人研究員)
もらえない場合ってあるんですか?
ポコ(先輩研究員)
代表的なのが「生計維持要件」。遺された側の年収が850万円以上あると、そもそも遺族年金は受け取れない。共働きで両方とも高収入の家庭は、遺族年金をあてにできない前提で備える必要があるんだ。おかねラボの「万一のとき」シナリオはこの判定も自動でやるよ。
ロイ(新人研究員)
制度が変わるって聞いたけど、ほんとですか?
ポコ(先輩研究員)
2028年4月から、18歳年度末までの子がいない60歳未満の配偶者への遺族厚生年金は、男女とも原則5年の有期給付になる(その間は約1.3倍に増額)。いま受給中の人や、施行時に40歳以上の女性は影響なし。男女差の解消とセットの改正だよ。子育て中の給付は変わらないから、影響があるのは主に若い子なし世帯。自分がどちら側かは確認しておこう。
出典(一次資料)
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