税・口座応用 ・ 約2分相続・事業承継
生命保険は相続税を減らせる? — 非課税枠のしくみと限界
死亡保険金には「500万円×法定相続人」の非課税枠があります。効く理由と、効かなくなる境目を、動かして確かめます。
執筆視点: ファイナンシャルプランナー / 新人研究員ロイがきいて、先輩ポコがこたえる対話形式です
ロイ(新人研究員)
先輩、銀行に行ったら「生命保険は相続対策に」っていうポスターが貼ってあったんです。あれって本当なんですか?
ポコ(先輩研究員)
条件つきで本当だよ。死亡保険金には「500万円×法定相続人の数」の非課税枠がある。たとえば子2人が相続人なら1,000万円。同じお金でも、預金のまま残せば全額が課税対象、保険金として受け取れば枠の分は非課税——この差が「相続対策になる」と言われる理由なんだ。
ロイ(新人研究員)
じゃあ、たくさん保険に入るほど得なんですか?
ポコ(先輩研究員)
そこが大事なポイントで、枠を超えた分には普通に相続税がかかる。下のスライダーで動かしてみて — 枠(500万×人数)までは1円ずつ効くけど、超えたところでピタッと効かなくなるのが見えるはずだよ。
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税金以外の2つの働き
ポコ(先輩研究員)
実は保険金には、節税以外の実務的な強みもある。①受取人固有の財産になるので、遺産分割の対象にならず「渡したい人に確実に渡る」(争族の予防)。②請求すれば数日〜1週間で現金が支払われるので、凍結されがちな預金と違って葬儀費用や納税資金にすぐ使える。
気をつけること
ポコ(先輩研究員)
契約のかたちで税金の種類が変わることは知っておいて。非課税枠が使えるのは「契約者=被保険者(例: 親が自分に掛けて、受取人が子)」のとき。契約者と被保険者が別人だと、所得税や贈与税の扱いになって枠は使えない。あと、高齢での加入は保険料が割高だったり健康状態の告知が要ったりする。枠のためだけに無理に入るものではないよ。
ポコ(先輩研究員)
おかねラボは商品を売らないから、ここでは仕組みだけ。「もしもの相続」カード(のこす側)に死亡保険金の欄があるから、自分の数字でも試せる。具体的な商品や契約形態は、保険を売らない立場のFPや税理士さんに相談するのが安心だよ。
出典(一次資料)
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